本研究室では、学習機能を持ったコンピュータの開発を進めており、高効率化のためのアルゴリズム、学習のための背景知識の獲得、ITS (Intelligent Tutoring System)への応用など、数々の新技術を世の中に送り出し、情報環境の整備を支援してまいりました。これらは、ユーザインタフェースやデータマイニングの技術として定着しつつあります。さらに、このような技術を背景として、極めてユニークな研究テーマとして、感性獲得機構を提案し、世界で初めて、ユーザの個性と感情に適応して自動作曲を行うシステムを開発しました。
情報洪水時代と呼ばれる現在、膨大な情報空間を活用し、意味を持つ情報を見出す研究が進んでいます。本研究室では、化学薬品をはじめとする複雑な構造をしたデータから新たな知識を発見する手法を開発しています。大量の化学物質データおよび化学の背景知識によって、構造から生理活性を予測するための新しい知識を発見します。新規に発見された規則や相関関係などに基づいて、新たな薬品の開発を促進することを目指しています。